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「締切り効果」を利用しよう [考える力がつく叱り方]

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「さっさとやりなさい」より、できる方法を一緒に考えてあげる


「うちの子は学校へ行く用意をするのが遅くて」と嘆いているお母さんは非常に多いみたいですね。当然のことですが、子供は、状況や時間、量に対する見通しが大人ほど的確にはできません。お母さんの目にはグズグズしているように見える子供の行動も、子供にとっては一生懸命、大急ぎでやっていることもあるのです。

その子供の一生懸命さを認めてあげたい気持ちはあっても、「学校に行くまで」という限られた時間の中では、あまりのんびりしたことを言っていられないのが現実です。

そこで、毎朝、子供が学校に出かけるまでの短い時間に「さっさとやりなさい」を何度も繰り返し言わなければならなくなるのです。ついには、いくら言っても機敏な行動ができない子供に怒り、「早く着替えて」「早くごはんを食べて」などと、子供の横につきっきりで指示をすることもありますよね。

こうなると、子供は、「お母さんの言うとおりに動けばいい」という考えを持つようになり、結果的に、子供のグズグズはひどくなっていきます。

「締切り効果」と言う言葉を知ってますか?

人間は時間を区切られると、仕事や勉強への意欲が高まり、集中力を発揮すると言う心理的メカニズムのことを言います。この特性をうまく利用して、子供に時間的な目標を与えて、作業の見通しを立てさせて、それを実行するためにはどうしたらいいかを考えさせるのが、ひとつの知恵です。

学校に行くためにいえを出る時間は、毎日決まっていますから、その時間を最終目標にして、その目標時間に合わせるにはどうしたらよいかを一緒に考えましょう。

家を出る時間が8時と決まっていれば、7時20分にはおきて、7時30分までには着替えを終わらせる。そして、7時50分には朝食を終えるなどの具体的な目標を設定させ、子供自身の行動を管理させるのです。

いったん子供が自分で決めた行動には、親は口をはさまず、子供の自主性にまかせます。それがうまくできたときには、「よくできたね」と、その行動を褒めてあげると、子供は達成感を味わい、それが自然と自発的に行動する力となっていきます。

「さっさとやりなさい」と叱るよりも、はるかに効果があることがよく分かります。


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タグ:締切り効果
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