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「Iメッセージ」で伝えよう [考える力がつく叱り方]

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叱るより、「お母さんはこう思う」と提案のかたちをとる


幼稚園や学校の先生から、「給食を残すことが多いようです」と言われると、家に帰るなり、子供に向かって「給食は残さずに食べなさい」と強い口調で叱ってしまいますよね。その結果、子供はその食べ物が嫌いになるだけでなく「給食嫌い」になってしまうという困ったことが起きてしまうことがあります。

子供は、「給食は残さずに食べたほうがよいことは分かってはいても、食べなければいけない本当の理由が分かっていないことが多いです。こんなとき、親や先生が、きつく「強制」をすれば、かえって子供に、給食に対する抵抗感を与えるだけです。

そこで、「給食はおっきくなるために、元気でいられるように考えて作ってあるから、あなたの体のためにも、お母さんはちゃんと食べたほうがいいと思うんだ」と自分の判断を話して聞かせ、子供に、「食べなければいけない理由」を考えさせるのが、ひとつの知恵です。

「提案」というやり方が、本来の叱る目的を果たしてくれるのです。その結果、子供に給食を残さず食べるさせることにつながるのです。

このような、子供自身の判断に結果をゆだねることを、「I(アイ・私)メッセージ」(アドラー心理学)と呼び、人と人とのコミュニケーションの仲で、もっとも大切な言い方とされています。

子供のしつけは、何でも好きにしていいという放任ではなく、お父さんやお母さんのしっかりした考え方のもとになされるべきですが、それが「強制」や「命令」などの押し付けになってしまっては、たとえお父さんやお母さんがどんなに立派な考えを持っていても、それを子供に伝えることはできません。下手をすれば、子供の反発心を誘うことにもなりかねません。

あくまでも、「提案」であるという態度が、子供に、自分自身の行動を素直に振り返らせ、自分の行動を規定するきっかけとなるのです。

同じような効果を期待するならば、「お母さんだったらこうするけどなー」という「叱り方」もあります。

たとえば、宿題をせずにゲームばかりしている子供には「お母さんだったら、宿題をさきにしちゃってから、ゆっくりゲームするけどね」と言う感じです。そうすれば、子供にも「そのほうがいいかも、、、そうしてみようかな」という気持ちが生まれ「ゲームをする前に宿題をしなさい」と叱りつけるよりも、効果があることでしょう。


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